仏教墓塔研修会 金峯山寺研修
2015年03月24日(火)
毎年開催される仏教墓塔研修会、今年は1/19~21の日程で奈良県吉野山の金峯山寺(きんぷせんじ)へ行ってきました。
金峯山寺は修験(しゅげん)の聖地、自然を敬い神様も仏様も大切にする、いわば日本人の原点ともいえるところ。
(講習テキストからの引用)
研修の様子
お坊さんが講師として、いろんな話を聞かせてくださいました。
執行長 東南院住職 五條 良知 師
宗務総長 田中 利典 師
宗会議長 徳永 瑞幸 師
冒頭に記述した「修験」について教えていただきました。
修験とは・・・
・山の宗教 大自然が道場 祈りの登山=神仏(畏れとの出会い)
・実践宗教 修行によって「しるし」を得る
・神仏習合の宗教 日本人の祈りの形=多様な文化が生んだ多神教の宗教
仏様を外国から来た新しい神様「審神(あたらしくにのかみ)」として迎えた
*日本の歴史上、神を信仰するか仏を信仰するかで争いがおこったのは一回だけ
蘇我氏(仏)、物部氏(神)
・菩薩の宗教 上求菩提下化衆生(じょうぐぼだいげけしゅじょう)
→他者と自分を分けない、自分が高まってから人々を救う、ではなく並行しておこなう
山伏修行は利他行(⇔自利行)
本来の研修の日程にはなかったことですが、急きょ滝行を体験することになりました。
滝に入る前の作法を教えてもらいます
滝の水を手に受けた後、大日如来のご真言「ア・ビ・ラ・ウン・ケン」を唱えながら五芒星を描き、「エイ」といいながら右手を払い滝を清める・・
といった流れです
いざ実践
一月の山中、寒いの一言です
水の当たる肩は、冷たいを通り越して痛いぐらいです
護摩行
参加者の皆さんが書いた護摩を焚いていただきました
今回の研修は、滅多にできないことを体験したり、講師の皆様や業界の諸先輩方の貴重なお話を聞けたり、
とても有意義な時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。