有限会社みやもと石材店

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福禄寿会 福島研修~震災被災地を巡る~

2018年11月09日(金)

福島県で忘れてはならないのが東日本大震災の被害、いまもなお暗い影を落としています

 

これから先は帰宅困難地域、家主であっても立ち入り、物品の持ち出しは禁止

柵のむこうはあのときから時間が止まったまま、、

現地ガイドさんの話では、そのとき避難指示がでたからとりあえず避難した、

なにがおこったのかよくわからないが、まぁすぐに帰れるだろう、と思っていたそうです

軽装で家を出て、そのまま帰れなくなる、とても想像できません

 

帰宅困難地域の放射線量が表示されています

0.49ミリシーベルト

見たときは、これがどれくらいの影響を及ぼすのかわかりませんでした

あとで調べたのですが、体格や体質にもよりますが

1ミリシーベルトで倦怠感や吐き気、4ミリシーベルトで半数の人が死に至る、とのこと

目に見えない恐怖が、原発から遠く離れたところでも影響しています

 

 

広い範囲に太陽光パネルが設置されています

もともと田んぼだったところを持ち主が貸し出して設置されたそうです

持ち主のなかでも、「もう稲作できないから使ってもらっていい」「いつかは再開するから使ってもらいたくない」

考えは分かれるそうです

貸し出されていない田んぼ

管理されていないので雑草が多く生えています

秋には稲ではない植物で黄色く染まるそうです

その光景がきれいに見えて、なんとも皮肉なものだとガイドさんは言われていました

 

 

防災備蓄倉庫

震災から2年後、水、食料と最低限の生活用品を備えています

援助した自治体名一覧

安芸高田市も掲載されています

 

 

いままでは、ニュースなど報道機関を通してでしか知らなかったことを目の当たりにして

いろいろと感じることがありました

ガイドさんも、いま復興に向けてようやく一歩ふみだせたところだ、と言われていました

自分も微力ながらなにか力になれれば、と思う次第です